高卒採用やることリスト|6月〜内定後まで時期別チェックリスト

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「高卒採用を今年から始めることになったが、何から手をつければいいのか分からない」——初めて高卒採用を担当する採用担当者から、こうした声を聞くことがあります。高卒採用は国が定めた期日に沿って進む仕組みのため、時期ごとにやるべきことを押さえておかないと、準備が後手に回ってしまいます。この記事では、6月の求人申込開始から内定後のフォローまで、企業がやるべきことを時期別のチェックリスト形式で整理します。

結論:高卒採用は「準備(4〜5月)→求人申込・求人票(6月)→学校訪問(7月)→職場見学(夏)→選考・内定(9月)→内定後フォロー」の流れで進める

高卒採用は、厚生労働省が定める採用選考期日に沿って、準備・求人申込・学校訪問・職場見学・選考内定・内定後フォローという流れで進みます。それぞれの時期にやるべきことを事前にチェックリスト化しておくことで、抜け漏れなく採用活動を進めることができます。以下、時期別に具体的な項目を紹介します。

時期別やることリスト

以下、各時期でチェックすべき項目を一覧にしています。項目をただこなすだけでなく、「なぜその時期にその項目が必要なのか」を意識しておくと、次年度以降にリストを見直す際にも判断がしやすくなります。

4〜5月:準備期間

  • 高卒採用で採用したい人物像・職種を社内で整理する
  • 求人票に記載する仕事内容・労働条件を検討する
  • 職場見学・面接の受け入れ体制(担当者、会場、当日の流れ)を整理する
  • 前年度に高卒採用を行っている場合、前年度の振り返り(応募数、内定承諾率、早期離職の有無)を行う

6月:求人申込・求人票

  • ハローワークに求人申込を行う(6月1日以降)
  • 求人票の記載内容について、ハローワークの確認・指摘事項に対応する
  • 求人票の表現が高校生・保護者にも伝わる言葉になっているか見直す

7月:学校訪問・求人票提出

  • 求人票を学校に提出する(7月1日以降)
  • 訪問予定の学校をリストアップし、進路指導室にアポイントを取る
  • 学校訪問では会社説明・求人票の補足説明を行い、職場見学の案内をする

夏休み中:応募前職場見学

  • 職場見学の日程を学校経由で調整する
  • 職場見学は「生徒が応募先を選ぶための情報収集の場」であることを踏まえた説明資料を準備する
  • 見学後、学校を通じて生徒からの質問・感想にフィードバックする

9月:応募・選考・内定

  • 学校からの応募書類を受理する(9月5日以降、沖縄県は8月30日以降)
  • 選考を実施する(9月16日以降)
  • 内定通知を、選考後速やかに学校経由で行う(一般に7日以内が目安として案内される)

内定後:フォロー・入社準備

  • 内定者に対する連絡は学校を経由して行う体制を確認する
  • 入社までのスケジュール・準備物を学校経由で案内する
  • 配属予定部署の仕事内容や、入社後の教育体制を具体的に伝える
  • 入社直前・入社後のフォロー面談の予定を立てておく

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チェックリストを使ってつまずきやすいポイントを避ける

このチェックリストで特に見落とされやすいのが、準備期間(4〜5月)の位置づけです。求人申込・求人票提出には決められた期日があるため、「6月になってから考え始める」企業も少なくありませんが、仕事内容の整理や受け入れ体制の検討には一定の時間がかかります。結果として求人票の内容が薄くなったり、学校訪問の準備が不十分なまま7月を迎えてしまったりするケースが見られます。求人票の書き方そのものについては高卒採用の求人票の書き方で詳しく解説しています。

また、内定後フォローについても、内定通知を出した時点で採用活動が終わったと捉えてしまう企業がありますが、内定から入社までの期間に生徒の不安を減らす取り組みを行うことが、入社後の早期離職を防ぐうえで重要です。厚生労働省の公表資料によると新規高卒就職者の3年以内離職率は37.9%(令和4年3月卒)となっており、入社前の情報提供や関わり方が定着に影響しうる要素の一つと考えられます。

都道府県ルールの確認も忘れずに

このチェックリストは全国共通の期日をもとに整理していますが、一人一社制の運用(複数応募が解禁される時期・可否)は都道府県ごとの申し合わせで異なります。自社の採用対象地域における具体的なルールは、事前に都道府県労働局・ハローワーク・応募先の学校に確認しておくことをおすすめします。スケジュール全体の詳しい解説は高卒採用スケジュール2027卒もあわせてご覧ください。

学校訪問・職場見学の当日対応で見落としやすいこと

チェックリストの項目自体はこなしていても、当日の対応が原因で印象が薄れてしまうケースもあります。時期別リストと合わせて、次のような当日対応の準備状況も確認しておくとよいでしょう。

場面 見落としやすい準備
学校訪問 進路指導の先生が生徒に説明しやすいよう、求人票の要点をまとめた補足資料を用意していない
職場見学 見学の受け入れ担当者が固定されておらず、当日の説明内容が担当者によってばらつく
職場見学 生徒からの質問に答える時間を見学の流れの中に確保していない
選考・面接 面接官が複数いる場合に、確認したい質問の観点を事前にすり合わせていない
内定通知後 内定者ごとの連絡窓口(学校経由か、決められた担当者か)が社内で統一されていない

これらは求人票の内容や期日そのものとは別に、生徒・学校側から見た企業の印象を左右する要素です。時期別チェックリストに加えて、当日対応の役割分担も事前に決めておくことをおすすめします。

チェックリストの運用方法

チェックリストは作って終わりにせず、誰が・いつまでに・何を確認したかを記録できる形で運用することが重要です。特に高卒採用を初めて担当する企業では、次の3点を決めておくと運用がスムーズになります。

  1. 時期ごとの担当者を決める:準備期間は人事・現場の両方、学校訪問期間は人事担当者、職場見学期間は現場責任者というように、時期によって主担当を分けておくと抜け漏れが減ります
  2. 社内共有のタイミングを決める:6月・7月・9月など、期日の節目ごとに社内で進捗を共有する場を設けておくと、対応漏れに早く気づけます
  3. 前年度の記録を残す:訪問した学校、応募数、内定承諾率、内定後フォローの内容を記録しておくと、翌年度以降の高卒採用の精度を高める材料になります

まとめ:時期ごとのチェックリストで抜け漏れのない高卒採用を

高卒採用は、準備期間から内定後フォローまで、時期ごとにやるべきことが明確に分かれています。本記事のチェックリストを活用し、自社の採用スケジュールに抜け漏れがないかを確認してください。採用選考期日の全体像は高卒採用のスケジュール解説、求人票の書き方は高卒採用の求人票の書き方もあわせてご覧ください。

高卒採用の進め方や、自社の採用対象地域における都道府県ルールの確認方法について具体的にご相談がある場合は、採用のご相談からお気軽にお問い合わせください。

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FAQ

よくある質問

Q1
高卒採用を初めて担当する場合、いつから準備を始めればよいですか。
ハローワークへの求人申込受付は6月1日からですが、求人票に記載する仕事内容の検討や社内の受け入れ体制の整理は、それより前の4〜5月から着手しておくことをおすすめします。準備が遅れるほど、7月の学校訪問開始時点で他社に後れを取りやすくなります。
Q2
チェックリストの項目は全企業共通ですか。
求人申込・求人票提出・応募書類提出・選考開始という国が定めた期日は全国共通ですが、一人一社制の運用など都道府県によって異なる項目もあります。自社の採用対象地域のルールは、都道府県労働局・ハローワーク・応募先の学校に個別に確認してください。
Q3
内定後にやるべきことは、内定通知を出したら終わりですか。
終わりではありません。内定から入社までの期間は生徒の不安が募りやすい時期であり、学校を経由した節目ごとの連絡や、入社後の具体的な業務イメージを伝える取り組みが、入社後の定着につながります。

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